第3章 蠢く闇

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ジーク、ジーク。 あぁ、どうしよう・・・ もし、ジークに何かあったら・・・ エレナは雪山を登りながら考える事はそれだけになっていた。 ジーク、大丈夫だよね? その時、エレナは《それ》に出会った。 白銀の吹雪の中。 《それ》は吹雪の白よりも白かった。 《それ》は白い悪魔。 「だ、第一接触禁忌バイト・・・」 前に、本で見たことがある。 「コカビエル・・・?」 あぁ、だから皆は今の雪山はいけないって言ってたのか。
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