第4章 燻る鼓動

2/6
前へ
/43ページ
次へ
コツコツと足音を響かせてレオンは進んでいた。 その時、一人の男に出会った。 「これはこれは。レオン殿、集会以来かな?」 レオンは個人的にこの男が苦手だ。 「これはヴェスター殿。どうかされましたか?」 ヴェスターは静かに笑い。 「それとも、この。雪賊の砦(ここ)ではコマンダンテと呼んだ方がいいかな?」 「お構い無く」 「そうか。それで、ジーク君はどうなったんだ?」
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加