第4章 燻る鼓動

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「・・・それで、そちらは?」 喉がへばりつく。 喉が渇いているのか? 「あぁ、それについては安心してくれ。無事、エレナに種子を植え付けれたぞ」 「そう・・・ですか」 煙草を取るため一瞬、ほんの一瞬目を離した。 その一瞬でヴェスターはレオンのすぐそばまでやって来た。 「今更、おじけずきましたか?」 ありえない。
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