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「うぅ・・・」
ジークが目を覚ましたのは何かの実験場のようだ。
頭が酷く痛む。
眩む視界を無理矢理開き周りを見回した。
「ここ・・・は?」
その問いに答えるように壁のスピーカーが鳴り出した。
『やぁ、やっとお目覚めか』
この声は聞いたことがある、たしか・・・
ジークは痛む頭を抑え記憶をよみがえらした。
「・・・そうだ。指令、コマンダンテですか?」
俺は一人呟いた。
『そうだ。ジーク君、起きて早々悪いが少しの乱暴に付き合ってくれ』
コマンダンテは静かに話すと銃を抱えた男が一人はいってきた。
その男はジークの右腕に銃を突き付けるとなんの躊躇なく引き金を引いた。
響き渡る銃声と一人の叫び声。
「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
それと同時にジークの右腕が明るく温かくオレンジ色に光りだした。
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