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俺は、バイドになってしまったのか?
俺が、生き残った罰か?
「コ、コマンダンテ。仲間は?ほかのやつらは?」
ジークは震える声で尋ねた。
『確認されたのは君だけだ』
コマンダンテは淡々と語った。
「コマンダンテ、リックは?あいつは確かこの作戦のあと、式をあげるはずだ。レオは?確か・・・」
『ジーク君。彼らも発見されている』
ジークは微かな希望を覚え、
「で、では」
『残念だが・・・遺体としてだ。先ほどDNA検査の結果がでた』
「そ、それで?」
『照合率99,9%だ。リック、レオ、アーサー、以下3名の死亡を確認。ジーク小隊は壊滅的被害を受けた』
なんとなくは予想できたはずだ。
しかし聞くまでは信じられなかった。
止めようとしても、ジークの涙はとどめなくあふれでた。
「コマンダンテ、名は?」
その言葉は自然と出てきた。
「そいつの、俺達の命を奪ったバイドの」
それは誓いだった。
「名は?」
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