プロローグ~アカシックレコード・オンライン

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うーん・・装備はきらびやかな印象を受けるけどその装備・・課金アイテムで買えるやつの中でも一番高い物・・しかも・・ところどころの武装がないってことは・・多分、ステータスが必要値まで届いてない・・課金組の初心者か 「僕はベアウルフって言うんです、レベリングを手伝ってあげてもいいですよ?お嬢さん」 うわぁ・・上から目線・・もしかして私のことを知らないのかな? 「いえ、結構です」 「そんな遠慮なさらずに」 「いえ、結構です」 「シャイなんですね、素敵ですよ」 うわぁ・・ウザい!!久しぶりだよ、こんなにウザい人!!しかもなんか下心見え見えだし・・ このAROはプレイヤー同士の接触に寛容なんだよなぁ・・女性プレイヤーの胸か股下触らなければセクハラの警告こないし・・街の中だしダメージは与えられないけど・・こいつ、これ以上しつこかったら投げる、頭掴んで投げる、『投擲』スキル使って投げる 「さぁ、どこにい「何してんだ?」ぐぅ!?」 さらにこちらに言い寄ろうとしてきた金髪クソ野郎の頭が掴まれて持ち上げられた こちらに声をかけてきたのは周囲の視線を集めている浅黒い肌に藍色の瞳を持ち、銀髪をオールバックにしてる身長190センチを超える男性 もっとも、このゲーム内なら身長を変えられるからこの身長は珍しくない、周囲の人達が注目してるのはその装備だ・・一言で言うとまがまがしい・・全身を呪いつきの装備で固めているからだ 「ベオ・・なんできたの?」 「副ギルドマスターの協力を仰ぎにな、ちょっと来い」 強引にこの場を力付くで解決させようとしてるのはベオこと『ベオウルフ』、私と同じく北欧系の伝承の英雄の名前を借りたトッププレイヤー兼色物プレイヤーで『オーディンの使徒』のギルドメンバーだ
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