プロローグ~アカシックレコード・オンライン

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「まぁ、ヴァイセも一緒ならなんとかなるでしょうね」 「まぁ、あのデカトカゲ相手だったら姉さんとベオっちだけだったら無理ゲーだよ、ベオっちがすぐさま退場して、姉さんがソロで戦わないといけないし」 「おいおい、酷い言い草だな」 「だまれ、障子装甲、完全脳筋」 「ほう・・ならこの場で決闘するか?あぁ?」 もはや私を無視して火花を散らしてメンチの切り合いをしている二人・・はぁ 「はいはい、ベオも事実なんだからそんなキレない、あとヴァイセも煽りすぎ、それと姉さんと呼ぶな」 確かにヴァルキリーが九人姉妹って設定なら、私は長女、貴女は末っ子だけど・・実年齢なら多分貴女の方が上でしょうに 「とりあえず、ほら行くわよ、二人とも」 「「は~い」」 なんか不安だなぁ・・私は死に戻りとかは勘弁なんだけど・・ そう思いながら私たちが向かうのは東門・・門から出てすぐの草原は完全に初心者及び低レベルのプレイヤー向けで決して私たちみたいなプレイヤーが向かうところではない・・とされている 「とりあえず、PT申請出しとくね、ほいっと」 【『ロセヴァイセ』さんからのPT申請を受けますか?Y/N】 システム音が響いた瞬間にYESを押す、その瞬間、視界の端にヴァイセとベオのHPとMPのバーが現れる、ベオも無事申請を受けたらしい 「とりあえず、探さないとね~」 「よし、狩りまくるぞ!!」 「はぁ・・乗る気がしない・・」 これからすることを考えると気が重くなる、傍目から見ると完全に弱いものいじめだし・・
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