第一話 逃「争」
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「よろしくな、新庄!」 花月が手を差し伸べる 「・・ああ」 新庄も答えるように手を出し、握手を交わした 花月が辺りを見回してみる 人の気配は無いが、病院の案内図で見ると、どうやら端の方のようだ 新庄が案内図を覗く ーもし俺たちと同じ状況の者がいるとしたら? そんな推察を頭で考えながら、人の集まりそうな所を探す やはり受付だろうか 先程の推察は、直ぐに確信に変わる
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