エターナルライフ

始動

『ガラガラガラッ』

突然大きな音をたて教室のドアが開き、見慣れない男が入ってきた。

身長は180cmをゆうに超えており、一見細身のように見えるが、よく見るとがっしりとした筋肉質である。グレーのストライプのスーツがよく似合っている。

年齢は30代半ばといったところだろうか。ふちなしの眼鏡の奥の瞳には、何ともいえない鋭さがあった。

教室中の視線を一気に集めたその男は、教壇に立つなりこう叫んだ。

「ただいまより、エターナルライフについてのルール説明を致します。早く席につきなさい」

丁寧な言葉遣いをしているが、そこには有無を言わせぬ威圧感が漂っていた。

皆互いに顔を見合わせ、とりあえず自分の席に座った。