0人が本棚に入れています
本棚に追加
「だって、謝ってくれたじゃない」
そう言って微笑んだ彼女は、本当に可愛くて俺は思わずドキッとした。
「謝っただけで、許してくれるのか?」
「もちろん。当たり前でしょ。謝るって、そういう事でしょ?」
彼女は、それに遅刻したくなかったし、と小さな声で付け足した。
そして、今度は無邪気な笑顔を見せて、もうすぐ着くわ!間に合ったー!とはしゃいだ。
その笑顔を見た瞬間、俺は恋に落ちた。この笑顔を守りたい。そう思った。
その翌日、俺は自分の気持ちを告白した。出会ったばかりで断られても仕方がないと思っていたが、驚くことに快くOKをもらうことができた。
俺は一生葵を守る。何があっても守り抜く。そして、愛し続ける。そう強く決意した。
最初のコメントを投稿しよう!