俺等の野球部

因縁(ｲﾝﾈﾝ)

榊「あの大会…。俺にとってはどうでもよかった。あんときそう言ったよな？」

榊はペッと血混じりの唾を吐きすてた

それが本心かよ…

それじゃあお前を信じてた俺等がバカみたいじゃねぇかよ

俺「…」

ふざけんなよ…

俺「……」

榊「俺にとってはお前らのことなんかどうでもいい。」

俺は立ち上がりでかい背中の〔帝都大三高〕に近づく。

俺の拳は再び強く握られていた。