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『スーザはっ!?無事っ!?』
そういって自分で確認して。
ほっと息をつくと何を思ったのかそのまま先輩の元に歩いていった。
『っ何よ』
『先輩。私のこと嫌いならなんでもしていいです。
でも楽器傷つけたらどうするんですかっ!』
すごい剣幕でキレている。
『殴るなり蹴るなりしてもいいです!
でも私が楽器持ってないときにしてくださいっ!』
『・・・っ』
先輩も反撃が来ると思わなかったのか。
そのまま立ち去ってしまった。
千恵は階段を降りて俺の座り込んでいる隣に座った。
『ごめん昌也っ重かったよね?
怪我してない?』
コイツ・・・
『バカかっ!
楽器よりまず自分の心配しろよっ!
何が「殴るなり蹴るなりしてもいいです」だよっ!』
『ごめん・・・』
『俺は男だし!お前ぐらい軽いっつーの!
お前もっと自分の体心配しろよっ!
なに受け身とんないでスーザ守ってんだよ!』
『怒んないでよ!気がついたらそうしてたんだもん!』
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