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突然の物音に驚いて立ち上がる。
な、何?
犬?猫?それとも狸とか?
音のした方に振り向くと──
───そこにはイケメンがいた。
襟元まで伸びたダークブラウンの髪、日本人離れした鋭く光る金色の瞳。
制服を適度に崩した、カッコイイ系のイケメンは、俺の顔を見た瞬間、少し目を見開いた。
突然のことに驚いて動くことが出来ない俺は、目の前にいるイケメンと見つめ合ったまま、固まっていた。
「お前、誰だ」
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