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「鉄器神じゃなければなんだい? あ、あれだね。ペロチューの好実がほしいんだね。ピックルは昔から好きだったもんな」
『好き』と言う言葉に体中の血液が集まったかのように顔が真っ赤になる。
「ち、ちがうの。ミドル兄さん。す……す……す」
「す? 何のことかな?」
「スマートだよにぇ」
あはあはあはと照れ隠しに笑いながら言葉が口をついてでた。
「そうかな? ピックルの方がよほどスマートだと思うよ」
そりゃ、ミドル兄さんに釣り合うために腹筋、腕立て、ヒンズースクワット毎日一〇〇セット欠かしてないもん。
「そ~じゃなくってミドル兄さん。す、す、スクワット勝負してみにゃいか?」
「ハハハ、勝負は勝負。手は抜かないよ」
はう~こんなことが言いたいわけじゃないのに~。
心の中で泣きながらスクワット勝負をしていた。
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