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私はタンクトップに下着姿という無防備状態。
思わず毛を逆立てて臨戦状態。
「にゃんどいったらわかるにゃ。窓から入ってくるにゃ」
ジャックに向かって肉球アッパーをかませた。
ドカッといい音がしてジャックは地に落ちた。
「まったく、レディの身だしなみをなんだと思ってるのよ」
プンプンと頭から湯気を出しながら、クローゼットをのぞく。
「今日は何を着ようかな」
「これなんかどうだい?」
差し出されたのは肩で結ぶタイプのブルーのシースルーに青と赤のチェック柄ミニスカート。
「そうねえ」
悪くはないわね……って、そこに立っていたのはミドル兄さん。
実の兄ではないけど近所のお兄さんだ。
ミドル兄さんは珍しい純血の人間。
整った顔立ちは村でも人気の的だ。
もちろん私の初恋の人でもある。
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