第一章 ~ お好実焼きパーティー ~

5/20
前へ
/286ページ
次へ
  「ミドル兄さんとジャックじゃ、太陽様と好実くらい差があるにゃ」 「これは、光栄だね。おっと、この服は気に入らなかったかな?」  クローゼットに戻そうとする服を掴んで、 「着るにゃ。ミドル兄さんの選んだ服だもん」    早速着替えようとすると、ミドル兄さんは太陽の笑顔で私を見ている。 「ミドル兄さん、恥ずかしいにゃ」  ミドル兄さんになら裸を見られても良いけど、そんなプロホーション良くなくてがっかりされるとショックで立ち直れないよ。 「ああ、ごめんごめん。あんまり可愛いからつい見とれちゃったよ。確かに恥ずかしいよな。ボクは下で待ってるよ」 「うん」  扉を出て行くミドル兄さん。  なんだか惜しい気もする。
/286ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加