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僕がしょうもないことを考えていると、春川さんが口を開いた。
「では、坂本さんにも理解できるように分かりやすく説明しますね。」
軽く馬鹿にされた気がしたが、ここはスルーしておく。
「まず坂本さんは、なぜ私が突然このようなこと坂本さんに対して話したのか気になっていると思います。でも今は、その事は無視してください。話がややこしくなってしまうので」
もうすでに、ややこしいことになっている気もするが。口には出さないでおこう。
「先ほども言いましたが、私が坂本さんに望むことは、私に協力してほしいということです。協力内容については細かく言えば多々あるのですが、大雑把に言ってしまえば、高校生活を送る上で私と行動を共にして欲しいということです」
彼女はきっぱりとそう言い切った。
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