後押し

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…気付いていました。 彼が、もう…私に興味が無い事に。 私が、1人になりたくないだけである事に。 「今日、会うんです。億劫です…。」 雪乃さんが爆笑中。 いや、笑い過ぎです…。 ま、慣れてますけど。 雪乃さんの笑う声のおかげで、大した事ではないのかも?と間違った気持ちになってきました。 こうやって、いつも雪乃さんには助けられているんです。 「さ、笑顔でケジメつけて来ます。」 散らかった間取り図だらけのチラシを片付け、夜勤明けの体を1人暮らしのアパートへと動かしました。 苦手なモノを見つめようとしない私。 でも、もう25歳。 ズルズル、ダラダラしていられません。 腹を括ります!
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