捨て子

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「じゃ、また来週ね!」 「ばいばーいっ!」 私の家は、ここからなら3分もかからないだろう。 時間よ止まれ。 そう思う程、時間とは早く進むものだ。 神様はいないと思う。 “家に着かないで。      お願いだから。” 何故そんな事を祈るか? 誰だって本当の優しいお母さんのいない家に帰りたくないだろう。 だから祈るんだ。 でも……… どんなに祈っても叶った事がない。 そもそも神様なんて人間が作った架空の人物なのか………。 人間はすぐにそうやって嫌な事を他人に押し付ける。 その押し付ける人物を「神様」として作り上げたのかもしれない。 いるのなら神様は神様で勝手に祈られ、それが悩みになっているだろう。 神様。 祈ってごめんなさい。 でも、 他に祈る人がいなくて、 叶えてくれる人がいないから…。
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