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「ちょっとミキちゃん・・・」
「おらー!席につけ!」
ミキちゃんの腕を掴んだとたん、担任の教師が入ってきた。
それを合図に次々と生徒が席へと戻っていく。
先生は私に気づくと、ぱぁっと笑顔を向けた。
「・・・都野じゃないか!
久しぶりだなぁ・・・。
身体の調子はいいのか?」
「はい先生。
今日は半日までならいいそうです」
「そうか。無理はするなよ?」「はい」
「・・・お前、身体弱いのか?」
「へ?」
不意に後ろから声がして、振り向くと自分の後ろの席に珱くんが座っていた。
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