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「優くん」
「なに、遥ちゃん」
「大好き」
私がそういうと、優くんは顔を真っ赤にさせた。
ちなみに、制服はもう着替え終わった。
優くんの前だけど、別に小さいころから一緒だから気にしない。
「なっ、遥ちゃんっ」
「あはは、照れてる~」
からかうな!と顔を真っ赤にした優くんは私の頭を小突く。
「あははっ、いってきまーす」
「遥ちゃん!ちゃんと気分悪くなったら連絡するんだよ!」
「はーい」
笑顔で部屋を出る。
でも私は知らなかった。
私が出て行った後、優くんが悲しげな笑みを浮かべていたことを。
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