出会い

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「そういえば、遥って知ってる?」 「何を?」 「転入生だよ。数週間前に六人も! お父さんから聞いてないの?」 ミキちゃんは私が理事長の娘だと知っている唯一の人間。 お互いに隠し事はなしと決めたときに話した。 それにしても六人・・・結構多いな。それにこの時期っていうのもめずらしい。 「会ってみたいな・・・」 「二人同じクラスの奴がいるから会えるよ!」 そういってミキちゃんは怪しげに微笑んだ。
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