11人が本棚に入れています
本棚に追加
ガラッ
「おっはよー!」
「あっ、如月くんおはよー!」
(如月くん?)
(ほら、転入生だよ。如月樹って言うの)
ミキちゃんに言われて、私は如月くんと呼ばれた青年を一瞥した。
「あれ?望月くんは?」
クラスメートの一人が聞く。
「珱は寝坊だってー・・・あれ?」
あ、目があった。
気のせいか、私を見たとたん一瞬だけ目を見開いていた気がする。
「君、見たことないね。
名前なんていうの!?」
私のそばにより、にこにこと笑う如月くん。
「え・・・都野遥、です」
「遥かぁー。かわいい名前だねっ。
僕は如月樹!樹って呼んでね」
如月くんもとい樹くんはかわいらしく笑った。
「よろしく・・・樹くん」
最初のコメントを投稿しよう!