01:驚きはすぐそばに

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7:31 「ぬわぁぁにぃィィ!?」 翌朝。 私は可愛らしい奇声を発して、布団を跳ねのけた。 いや、跳ねのけたつもりだったんだけど、跳ねのける前からもともと跳ねのけられてたような気もする。 犯人は誰だ? 私が寝てる間に、私の布団を跳ねのけたのは誰だ!? って、そりゃ私か。てへ。 …いやいや、今はそんな名探偵ごっこなぞに興じている場合ではないぞ姫子よ。 私は、驚きのあまり奇声を上げたのだ。 決して、毎朝起きるたびに奇声を上げるのが習慣なワケではないのだ。 習慣なのはむしろ、 起きて、目覚ましを止めて、ケータイを開くこと。 開くのだ。パカッと。 タッチするのではない。 ガラケーなめんな。 で、ケータイをパカッと開いたのち「叛逆のデスペラード」というゲームのマイページにアクセスする。 んで、『ぬこのしっぽ団』の騎士団ページにいって、掲示板でメンバーのみんなに朝の挨拶をする。 それが、私の日課。 ただ今日は、みんなに朝の挨拶をする前に、ウルトラショッキングな“運営からのお知らせ”を読んでしまったのだ。
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