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“神戟トリシューラ”
は?
なに、コレ…?
見たことない。
レア度は…?
やっぱ、SRかな?
“神戟トリシューラ[SSR]”
「…という訳で、問題用紙をプリントしてくるのを忘れてな。今日やるはずだったテストは次回行う」
「はあぁあぁぁぁ!?」
「なんだ葛城、不満か?なんならお前だけ今からテストしてもいいんだぞ?」
「…は?
いっ、いや、違います先生!違うんです!私、日本語、よくワカリマセン!!」
顔面から火を噴きながら、私は慌ててイスに座り直した。
クラスメイトたちのクスクスとした忍び笑いの中でも、心臓が、めちゃくちゃバクバクいってるのが自分でもわかる。
レア度[SSR]…。
SRよりさらに一段階上のレア度。
はじめて…、引いた…。
前にマスターが「課金したって、SSRなんてほとんど出ないよ」って言ってた…、
その[SSR]の武器が、
今まさに、
私のケータイの中で、
[SSR]の証である青紫の背景にシルバーの稲光を伴って、
煌びやかに、踊っていた。
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