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「オゥ(Oh)!!メェィ(my)!!ガァアァッッドォゥッ(Gooooood)!!!!」
放課後の教室で、私は流暢な英語を目の前に立ち塞がる新米英語教師にぶつけてやった。
「先生!それはあまりに横暴です!!なんで、よりによって今から補習なんですかッ!職権乱用ではありますまいか!?」
「なに言ってんだ、葛城。ほら、さっさと始めるから席につけ」
あぁ、なんたること!
今から帰って、トリシューラとやらを夜のバトルまでに強化しなきゃならんと思ってた矢先!
おのれ新米教師!
ちょっと女生徒から人気があると思って調子に乗りやがって!
いいかよく聞け!
若い教師はな、若いってだけでそれなりに生徒から人気が出るもんなんだ!
自分がイケメンだなんて勘違いしてもらっちゃ困るぞ、新米め!
…などと思いつつも、さすがに口には出せない。
いやいや、そんなことよりもまず、この危機的状況を打破しなければ…!
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