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「28分?遅いんちゃうか。今のステ差なら27分からでも十分勝てるで」
憐れにぶっ倒れてる前衛のひとり、すぅ太さんだ。
「いや、相手にはアマテラスがいる。27分に逆転してしまうのは危険だよ」
「『神の奇跡』か?堕落の微笑で防げるかもしれんやろ。それよか早めに動いてポイント稼ごうや」
「アマテラスは神属性だから、クレオパトラの堕落の微笑は効かないよ」
そう。
大体いつも、そう。
慎重派の黒川マスターと、なんでかやたら好戦的なすぅ太さんは、大体いつもこの時間にぶつかる。
そんで、大体いつも、
ゆっきー姉さんがそれを仲裁するのだ。
「時間がないよ。すぅ太っち、今回はマスターの作戦でいこ?」
ほら、ね。
大体いつも、私たちのチームはこうなのだ。
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