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「マスター、どうする?」
「そうだね…」
ゆっきー姉さんからの問いかけに、マスターは少し時間を置いて答えた。
「支援のおかげでステ差はほとんどない筈。あとは、回復と攻撃のタイミングだね。ひめこちゃん、斉天大聖の『金剛撃』はまだ残ってる?」
「うん、残ってるよ!でもあとAP50しかないけど…」
「オッケー。リュウジが1分後に復活して相手を釣る。それで源義経かスルトが起きてきたら、ひめこちゃん、そいつに『金剛撃』ぶちかまして」
「りょーかい!」
「そのあとは、わぁわさんと銀次郎も復活。とにかく、できる限り強烈な攻撃を叩き込んでくれ。あくまで魔法攻撃オンリー。物理攻撃はしないでな」
「了解!自信ないけど!」
「了解です」
わぁわさんと銀ちゃんが、マスターからの指示に答えた。
「あとは様子を見て、僕が『火怨』を使う。とにかく、ひめこちゃんの『金剛撃』でどれだけ差を縮められるかが勝負だな…」
「マスター、プレッシャーかけるのやめて!!」
私はプレッシャーに弱いんだ!
緊張で指が震えて、肝心なダメージ決定ゲージの目押しをよく失敗しちゃうんだからっ!
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