01:驚きはすぐそばに-2

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「マスター、どうする?」 「そうだね…」 ゆっきー姉さんからの問いかけに、マスターは少し時間を置いて答えた。 「支援のおかげでステ差はほとんどない筈。あとは、回復と攻撃のタイミングだね。ひめこちゃん、斉天大聖の『金剛撃』はまだ残ってる?」 「うん、残ってるよ!でもあとAP50しかないけど…」 「オッケー。リュウジが1分後に復活して相手を釣る。それで源義経かスルトが起きてきたら、ひめこちゃん、そいつに『金剛撃』ぶちかまして」 「りょーかい!」 「そのあとは、わぁわさんと銀次郎も復活。とにかく、できる限り強烈な攻撃を叩き込んでくれ。あくまで魔法攻撃オンリー。物理攻撃はしないでな」 「了解!自信ないけど!」 「了解です」 わぁわさんと銀ちゃんが、マスターからの指示に答えた。 「あとは様子を見て、僕が『火怨』を使う。とにかく、ひめこちゃんの『金剛撃』でどれだけ差を縮められるかが勝負だな…」 「マスター、プレッシャーかけるのやめて!!」 私はプレッシャーに弱いんだ! 緊張で指が震えて、肝心なダメージ決定ゲージの目押しをよく失敗しちゃうんだからっ!
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