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ｾﾙﾋﾞｱのセリフを聞いて、ｲｻﾞｰﾙはまた首を横に振った
「代金はいらないよ、あんたから金はとれない
あんたはこの街を救ったんだ
そしてまたこの街を救う、しかも善意でね」
ｾﾙﾋﾞｱはまた険しい表情になる
「本当にあんた何者だ婆さん?」
ｾﾙﾋﾞｱはｲｻﾞｰﾙのことを信じられないが、悪人ではないと感じていた
ｲｻﾞｰﾙはそんなｾﾙﾋﾞｱの疑問を気にも止めずに言う
「明後日またあんたが来た時に教えてあげるよ」
「明後日?、俺は明日このｷﾞﾘﾈを出るんだぜ?」
ｾﾙﾋﾞｱにかなり小さめ袋を一袋と
それより少し大きめの袋を二袋
ｲｻﾞｰﾙは手渡しながら言う
「大きい方が水筒、小さい方が保存食、保存食は余り食べるんじゃないよ」
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