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† † † † † †
「はぁ、全く婆さんの言った通りになったわけだ」
ついセルビアはため息を溢す
そんな様子を黙って見ている程、暗殺者に余裕はなかった
セルビアが愚痴を溢した瞬間、暗殺者はナイフを枕から抜いて、セルビアに飛び込んできた
セルビアは軽々と右にステップを踏み、暗殺者を避ける
そして避けると同時に、暗殺者の背中に手刀を入れる
それほど強い打撃ではなかったが、暗殺者のバランスを崩すのには十分だった
哀れな暗殺者は敗北を悟る
しかしその瞬間、倒れると思った暗殺者は倒れず、セルビアに左手で支えられていた
暗殺者はすぐさま飛び退き、セルビアと距離をとり構える
しかしその手にナイフは無い
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