仮面との出会い

3/19
前へ
/74ページ
次へ
  † † † † † †  少年は部屋の窓から入ってくる、暖かな春の日差しで目が覚めた 「……眩しい……」 そう言いながらもベッドから出て、靴を履き、服を着る 少年の服は肩に少しだけ刺繍の入った赤い服 服を着て、うんと背伸びをすると部屋のドアを開けた 部屋を出て廊下を右に歩き出す ほんの少し歩いたところで螺旋階段があり、少年は階段を降りていく 下では、宿の主が階段の隣のカウンターで待っていた 「本当に明日いっちまうのかい?」 少年は苦笑いしながら答えた 「仕方ないだろ、俺がこの街に来たのは依頼なんだから、終わったからには帰るよ」
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加