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少年はそんな宿主の言葉で胸がいっぱいになる
「誉めても何も出ないぜ
それより水とちょっとした食べ物を買っておきたいんだけど
良い店ないかな?」
少年の言葉に宿主は残念そうな表情になる
「本当に帰るんだな、なら宿出て左に少し行きな、よろず屋がある」
「ありがとう、じゃあ行ってくるわ」
少年はそう言った瞬間、走り出す
「おい、セルビアさん、朝食は……」
宿主が呼び止めようと声をあげたが、もうそこにはセルビアはいなかった
「ほんと、せっかちだな……」
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