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「ちなみに、隣町のギルドにワイバーンの討伐依頼をするように町長に奨めたのも私
あんたが来るのも、あんたが街を救うのもわかってたんだよ
それにあんたに起こるこれからの出来事もね」
意味深な言葉にセルビアは顔をしかめながら、イザールに問いかける
「あんた本当に何者だ?……」
イザールはそんなセルビアの疑問にクスリと笑う
「私はただ魔術師だよ、昔からここに住んでる魔術師さ
よく聞いておくれ、実はこの街の危機はまだ去ったわけじゃない
そんな顔するな、セルビアさんにも関係があることなんだから
隣町のトコルに行くまでに一つ山があるだろう?」
イザールの質問にセルビアは頷く
「ああ、トコル山が無ければこんなに近い街なんだから、人がもっと出入りするだろうな」
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