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思っていたより 熱い雰囲気ではなく、みんな気さくで人の良さそうな人達だった。
何人か女子が見学に来ていて、みんな胸の前で手を組んで祈るような姿をしている。
どうやら 肖さんのファンのようだった。
肖さんが走ると 女子が注目し、肖さんがシュートを決めると歓声が起こる。
「人気あるんだなあ、あの先輩」
正紀は 口を開けて肖さんを見ている。
「肖さん って 呼ばれてたよ」
「へえ。肖さんか。かっこいいなあー」
正紀も ルックスでは ヒケを取らないだろう。
「な、入ろうぜ!俺 肖さんと仲良くなりたい!」
コイツの人間好きには 感心させられる。
俺は 正直 肖さんに ちょっと妬いてしまった。
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