第一話

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隼「ったく...すぐ終わるから!!」 私に聞こえるくらいの小さな声で言った。 透「絶対...い...や...」 だって...小さい頃から注射嫌いなの知ってるでしょ? コンコン――― 父「透!!風邪大丈夫か?」 透「はい。大丈夫です。」 うっすらと出ていた涙を拭いてお父さんに答えた。 父「泣いてるのか?何かこの医者になにかされたのか!?」 お父さんの目が少し怒っていた。 透「いいえ。ちょっと...注射が...」 父「それはしょうがない。透、我慢できるか?」
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