1話

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放課後、部活がなくなり真琴と一緒にラーメン屋に行き、しょうゆラーメンを食べていた。 「あのさぁ、鈴音って声、低いよな」 ぶっと吹き出す真琴。 「けほけほっ なに、呼び捨て?」 「え、うん?」 「いいか… 意外とな。でも嫌いではないだろ?」 「まぁ、確かに」 話が終わり、再びラーメンを食べる。 「ごちそうさま」 「おう、碧くん、彼女できたのか?」 「出来てないっすよー」 ヤバい、啄じぃの話は長い。 「啄さん、これ」 「お、毎度ありー」 真琴、ナイス! ラーメン屋を出て自転車を押しながらゆっくり歩く。 「じゃあ、また明日」 真琴が笑いながら手を降って右路地に入っていく。 ブーブー 携帯が鳴る。 「鈴音からだ」 Re:Re: 『終わったー(;´о`) 朝はごめんね😖』 自転車を止め、メールを返す。 Re:Re: 『お疲れ(笑) 大丈夫だよ~』 再びペダルを踏み、家までノンストップで帰る。 「ただいまー」 「あら、今日早いのね」 「うん」 部屋に戻って、スウェットに着替える。 リビングのソファーに座りながら携帯を見る。 まだメールは来ていない。 「お兄ちゃん?」 「なんだ、瑠奈」 「瑠奈ね、お兄ちゃんにね、絵、描いたの!」 「お、うまいな!!」 瑠奈を褒めるとすごい笑顔で抱き付いてきた。 「あ、メール」 瑠奈を撫でながら携帯を開く。 Re:Re: 『ごめん、ちょっとみんなと遊んでた💦』 元気だなぁ... そう思いながら、12時までメールを続けた。
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