君との距離

１話

２時間ほど真琴の家で鈴音と話して、俺は家に戻った。

家に帰って速効でパソコンを開き、ｽｶｲﾌﾟをダウンロードし、鈴音のIDを登録した。

でも今はメッセージだけ。
マイクもイヤホンもないから声は聞けない。

そう思うと無性に鈴音の声が聞きたくなり、パソコンを閉じ、自転車をこいで近くにあるパソコン用品店に向かった。

店員におすすめを教えてもらいながら、イヤホンは耳の骨が曲がりやすいからヘッドフォンがいいと言われ、2000ちょいのヘッドフォンとマイク、マイクスタンドを買った。

Re:Re:
『碧、今、なにしてるー？』

鈴音からメールを見る。
Re:Re:
『なに、さみしい？』

少し悪戯っぽくメールを返す。

Re:Re:
『ち、違う...いや、ｽｶｲﾌﾟありがとうっていいたかったの!!』

なんか、かわいいな...

Re:Re:
『どういたしまして♪
そうだ、後で話さない？』

Re:Re:
『いいよー♪
じゃあ、９時くらいでいいかな？』

Re:Re:
『うん(^-^)』