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「いってくるけど…何かあったら電話しろよ…」
一生ないと思いますけどね。
「いってらっしゃい…」
「あぁ…」
やっと行きましたね。え?私は行かないのかって?そりゃもちろん行きませんけど何か問題でも?
「………さてと…」
ベッドから起き上がった私はそばに置いてあった車椅子に手をかける。
なんで車椅子かって?足が使い物にならないんですよ。困ったことに。なんで使い物にならなくなったというのはまた別の機会にでも話しましょう。長くなるし、なんで引きこもってるのかとかにも繋がりますしね。
そんなことを考えていたからでしょうか…。
ズルッ
「わっ!!」
ゴンッ
車椅子から手が滑ってベッドから落ちちゃいました。
「痛い…」
地味に痛い。タンスの角に小指ぶつけた感じですかね。
「どうしよう…」
足が動かないってのは本当に不便。まったく起き上がれない。さぁどうしましょう。
バンッ
「大丈夫か!?姉貴!!」
君は超能力者か何かかい?
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