プロローグ

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私はベッドから出て、思い切って布団をめくって見た。 でもそこには何もいなかった。 「リコ。お願いだよ。僕と一緒に世界を救って。君にしかできないんだ。君だけなんだよ…世界を救うことができるのは君にしかできないんだ。 」 頭の中に響く声は、容赦なく私の中に話しかける。 飛び起きた私は片っ端から部屋の中を声の主を確かめるように探しまくった。 でも声の主は見つからない。 「誰?誰なの?どこにいるの?私に何をしてほしいの?」 気持ち悪い。朝から訳が分からない。 「簡単なことだよ。僕を見つけて。僕を見つけてくれたら教えてあげる。君の本当の生まれたわけを。」
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