おじいさんとおばあさん、ではなく

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「……マジかよ、オイ」 「皇太子の魔法が、暴発したのか……逆に、魔王に利用されたのかもしれません」 飛ばされる前に聞いた、魔王の言葉を思い出しながら。 冷静な魔法使いは、淡々とこうなった経緯を想定しています。 肩までの銀髪と、すみれ色の瞳。男にしては高い声の彼は、妖精のように美しい少年でした。
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