雪と蝶(社会人四年目:忘年会シーズン)

9/11
前へ
/146ページ
次へ
 駄目だ、もう。  ハルなしじゃ生きていけない。確実に。  そんな情けない事を思いながら、温かい湯の中でハルの身体を抱きしめる。 「省吾は俺の事、大好きなんだね」  嬉しそうに抱きしめ返すハルの肩に、ガブリと噛み付いた。
/146ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1730人が本棚に入れています
本棚に追加