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──スパァンッ!!
家のドアを壊れんばかりに開け叫ぶ。
「お母さああぁぁぁぁぁあぁん!!!」
「あら、來夢おかえり」
「何々!何なの"socialism"って!詐欺?詐欺だよ詐欺詐欺詐欺っ!説明してぇーっ!」
「あ、うん」
「質問に答えて!」
「分かった、分かったわよ。話すから落ち着いて。あと、手洗いなさい」
「…はぁーい」
少しウツ気味になって返答し、洗面所へ向かった。
パチ
洗面所の電気をつけて、
ジャー…
蛇口をひねる。
"もうぅ、いきなり何なんだあ…迷惑もいいとこだ!!"
とか
"でも、興味あるかも"
とか何だかんだと思ってて、ムンムンする私の脳内。色んな感情がわらわらわらー。
あぁー、この話、無視っちゃおっかなあ。
手を洗いきって、顔を洗おうとしたら、
「ブホッ!?」
鼻に水入ったー!!
あんな事思ったから?そうなの!?
私呪われてる!!
コワいよう。みんなコワい。
タオルで顔を拭き、リビングへ向かう。
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