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たくさんの争いがあった。
長い間、帝の地位を争い、
おのれにその権利があると信じるもの達は、その争いに身を投じていた…。
その争いに終止符が打たれた。
民の心をつかみ、
ついには安定した体制を敷くに至った彼を
創優帝と後のものは呼んだ。
そして、更にわずかばかりの時は過ぎ、
その帝からめまぐるしく代は移った。
「早死にしたければ帝になるがよい。」
その戯れ言がささやかれながらも
長くもなく短くもない時の間に
世はようやく平和にまどろみはじめていた…。
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