第二章~レン~
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微笑む青年。 どうせなにも起こりはしない。 この青年がおかしいんだ。 そう思っていると青年は再び鏡をコンコンと叩いた。 結構イライラしてるみたいだ。 ……怒りっぽいな。 …仕方ない。 この怒りっぽい人をこれ以上怒らせないためにも、やってみるか。 僕は息を吸い込んで鏡に向かって問いかけた。 「僕の不幸は、誰のせいだ?」
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