1年前 初夏

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チャイムが授業の終わりを告げた。 「やっと終わった~」 声をだして伸びをする。 「おい啓!」 びっくりして振り返ると、小学校からの親友『磯谷 翔』が笑顔を浮かべていた。 「何だ翔か…」 「何だとは何だ!それより今日どうする?」 「塾の時間まで、お前ん家で遊ぼうぜ」 ここのところ部活も終わったせいか、翔はやたらと俺の家で遊びたがる。 「まぁいいけど」 結局承諾するのだが。
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