1年前 初夏

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「じゃあ決まりな!!」 翔はそう言うとどこかに走っていった―――。 そして夕方。 俺は翔とたっぷり遊んだ後、塾に行く支度をしていた。 塾は好きで入ったわけではない。 験を控えているため、嫌々ながらも親に強制的に入れられた。
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