それは都市伝説というには、あまりに小規模すぎて……

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「面白い話って……?」 「フフフ…何を隠そう、それは都市伝説だ!!!」 「「…………都市伝説?」」 涼と椎成の声が見事にハモる。 籐桐はしてやったりという顔で、人差し指を立てて目をつぶる。 少し笑みを浮かべてるのがイラつく。 「最近また『口裂け女』が流行ってるらしいぞ」 「口裂け女ってどんなんだっけ?詳しくは知らないんだけど」 椎成は、うーんとね、と考えるそぶりを見せる。 そして何か閃いたみたいだ。
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