それは都市伝説というには、あまりに小規模すぎて……

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でも、こんなくだらない説明なのに、何故かゾッとして背筋が凍る。 鎌で斬られる。 そんな非現実的な響きには、ウソと分かっていても相手をビビらせる力があるだろう。 つくづく思った。人は自分の作り出した恐怖に恐怖している。それはちょっと滑稽だな、と。 「で、それの何が面白い話?」 「面白いのはこれから。ソレが本当に出たらしいんだよ」 「馬鹿らしいにも程が有るだろ……」 「そうやって侮ると、襲われんだぞ~~小研ぃ」
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