一章

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雲が厚く、日光が陰る山岳地の上空を2機の人機が、雲の上に1機のステルス航空管制機が飛ぶ 「『此方、先戦管制機スカイアイ、オペレーターライオットマム、ライオット隊聞こえますか?』」 軍用無線から、若い女性の声が聞こえる それに答える様に、此方も若い青年が返す 彼が乗る機体の片翼は赤いペイントがされている 「あー問題ないぜマザー、サイファーそっちは?」 「此方も問題ない、通信良好だライオットマム」 サイファーと呼ばれたパイロットは、冷静に返事をする その声も若く…否、二人に比べると幼いハスキーボイスだった 「『了解、では今後はサイファーをライオット1、レオンをライオット2とします』」
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