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ホームルームが終わり、ユミコはサクラの席に向かった。 「ねぇサクラ?大丈夫?」 「うん、もう平気だよ。」 「サクラが休んでた時のノート見る?」 サクラはユミコの質問に対して笑って答えた。 「それなら、リュウちゃんが見せてくれたから大丈夫だよ。」 「そうなんだ・・仲がいいね!ねぇ、本当に付き合ってないの?」 「エッ!?やめてよ!ユミコ。」 タケシが会話に入ってきた。 「なになに?乙女の会話かい?」 「タケシには、関係のない話だよ!」 ユミコがタケシを冷たくあしらった。 「なんだよ冷たいねぇ・・サクラちゃん、何話してたの?俺のこと?」 ユミコが手を顔の前で左右に振った。 「全然違うよ!バカ!」 「ユミコには、聞いてないよ。」
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